
電子商取引安全技術研究組合平成12年2月ユーザ・メーカ・システムインテグレータ等34社のご賛同をいただき、「鉱工業技術研究組合法」に基づく経済産業大臣認可法人として電子商取引安全技術研究組合(ECSEC)を設立致しました。設立目的は、情報セキュリティに関する試験研究であり、情報セキュリティ技術向上支援であります。
その後平成14年12月20日、日本最初のISO/IEC 15408(JIS X 5070)に準拠する情報セキュリティ評価機関として認可も受けております。この評価機関業務は、組合の活動目的である試験研究とは一線を画すものであり、平成16年7月1日に株式会社電子商取引安全技術研究所(ECSEC lab.)へ譲渡致しました。当組合は目的にもあります、情報セキュリティに関する試験研究に重点を置き、組合活動を継続実施しております。
特に、昨今の情報関連での事故・事件には驚きと共に、未然の対策の不甲斐なさにも驚きを隠せません。このようなことから、組合員各社における情報セキュリティへの取り組みを支援する意味から、「デジタル社会における情報セキュリティの意義」を再確認していただいているところです。これまでの工業化社会でのモノ造りは、高品質であることを目指しておりましたが、現在のユビキタス社会のモノ造りは、品質と共にセキュリティ機能の作り込みに主眼を置く必要があります。この切り替え行動は、“こと(事・事件・事故等)”が起こってからの取り組では、回復不能な状況になることをご理解いただき、早急に組織構造改革に結びつける必要があると考えているためです。
その結果、今後の製品を含めどのようにセキュリティ機能を実装するかを研究し、その機能の有効性を検証することを組合員各社のご参加を得て、オープンに展開しております。また、その場では机上の空論を戦わすのではなく、実業の上で有効となる手法を研究し、その結果を情報発信して参ります。活動の場も、当組合の中に閉ざさず、関連する諸団体とも緊密に連携し、より有効な策を見つけ出し、広く公開し、実践して参りたいと考えております。
このように当組合活動は一歩前を行き、あるべき社会のインフラ形成に対する要素提言へと進めたいと思っております。また、活動はISO/IEC 15408にのみ依存するのではなく、情報セキュリティを具備する最善策を編み出し、これらの考え方を実践し、組合員各社の製品・システムに組込まれ、当該分野におけるリーダとなることを期待しております。